2012年7月24日火曜日

エンジュとメープルのコンソール (匠はささやく編)

酷暑ですが皆さん頑張りましょう。僕もがんばります・・・。

でも、ビールは最高にうまいですよね。

コンソール完成姿です。四本足に引き出しを組みこむのも、こんなフレームの組み方を出来るデザイナーはなかなかいないと、ひそかに思います。

バーズアイの前板からスコンと、一直線にヌケた取っ手のデザインが引き立っています。

エンジュの色も素直な木目もグッド。

引き出し内部はサペリ材を使用。サペリの赤とメープルの白の対比が美しい。





次回は同じエンジュの木でベンチを作ったのでそれを紹介します。

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2012年7月19日木曜日

エンジュとメープルのコンソール (メキシコでは巨匠編)

実際そうなんだそうです。

その井上さんデザインのお仕事です。いつも私らにお仕事を下さるクライアント様に本当に感謝しています。
エンジュの素直な良材が手に入りましたので、それを使用しての、コンソールとベンチ(ベンチはこの次に紹介します)を製作させていただくことになりました。

まずはコンソールの方からです。

天板と脚の構造部分はエンジュ材を使い、デッキ部分と引き出し部分はメープル材で製作する事にしました。

写真はデッキ部分のコーナーの継ぎ手です。包隠しほぞ継ぎにしています。最近仕事をする中で、メープル材が水分を含んだ時の材の膨張が他の材に比べて尋常ではないくらいに膨らんでしまう事にとても驚いています。この様な継ぎ手に接着剤を塗布する際でも、接着剤に含む水分で材自体が、局所的にひどく膨張してしまう事も頭に入れておいた方がいいようです。

各パーツをある程度加工し終えたところです。これから組み立て作業に入りますが、本組みの前に、いちおう試しに組んでみて、細かいディティールを再検討して必要があれば手を加えます。慎重です。

脚部の左右のクランピング。

デッキ部と天板反り止め桟と幕板とのからみ。

そして、脚部と本体の組み立て終わりさかさまの図。

デッキ部に引き出しを仕込み。

前板はバーズアイメイプル。鳥眼杢(バーズアイ)がびっしり入った板を使ってみました。これだけでも重厚感がぐっと増します。

完成姿は次回です。

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2012年7月5日木曜日

ここんとこのサムシング

家具作り以外の事も。



思いがけず昭和レトロな家具調TVをいただいたり。

通電はするが、さすがに地デジ化には対応できていない。



本体の後を開けて、中を覗いてみる(※大変危険ですやめときましょう)と、基盤のトランジスタは真空管で組んであったり。



ナカシマは自転車に材料を乗せて軽快に現場まで走ったり。



材木屋さんで使われずに置かれていた、刃渡り1.4mもある大鋸を長年の眠りから覚まさせたり。



明治の頃に作られたと聞いた総桐箪笥を、なんとかいい感じに再生できないかと思案したり。



誰かさんの車の大々的に凹ませた部分を、にわか板金で直してみたり・・・。



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