2011年8月9日火曜日

ウォルナットテーブル

蝉の騒音真っ盛りの毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
熱中症対策だと言って、ふと、立ち寄ったクーラーのある場所での無駄な長居などしないように、くれぐれもお気を付け下さい。クセになります。

お仕事です。
ウォルナット材を使ってのダイニングテーブルというのは、家具職人であればコンスタントに手掛けていたいオーダーのベスト3くらいに入ると思うのですが、そんな統計を取っても世の中的に特に意味を成さないので存在しないわけですが・・・ともかく、いい材料なので。


世界銘木ベスト3というものはありまして「マホガニー・チーク・ウォルナット」となっています。その割には、ウォルナットは一般的に普及しすぎていて、本来の希少性や価値は市場として薄くなっている様に思います。ただ、他の2種と比べると現地の生育環境が整っていて、比較的流通させやすいのだとは思いますが。

ちなみに、この三種の材の他にアッシュを加えたものが、世界四大銘木といわれている様です。へー!


この場合のアッシュというのは「タモ・トネリコ・ホワイトアッシュ・スワンプアッシュ」の事だそうです・・・スワンプアッシュ??聞きなれない木材がまた出てきました。ホワイトアッシュよりも軽度で木目がはっきりだそうです。


世界の木材の事を知ろうと思うと、家具用の材料だけでも膨大ですごい量です。また、それにそれぞれの硬さや色、素性や産地やサイズなども把握するとなると、もう、いっぱいいっぱいですね。


四大銘木に、辛うじてすべり込んだアッシュといえば、10月の大川木工祭に向けて、ホワイトアッシュでデスクを作ろうと思っています。手の届きやすい価格帯で販売する予定ですので、その折にはお立ち寄りいただき「これくれ」と声をおかけ下さい。


木工祭といえば、サンセットラボラトリでブースをお借りして出店することにしました。他店と比べるとはるかに小さいブースになりそうですが、木工祭においでのお客様に気軽に買っていただけるように、持ち帰れるサイズと共に価格も抑えるつもりです。こんなのが部屋にあったらいいなと、思っていただける商品を作って置くつもりです。


このウォルナットのテーブルのサイズは2.8m×0.9mの大きなものです。納品先で天板の片側はキッチンユニットに持たせかけるように固定されますのでこんな一本脚になっています。ウレタン塗装で仕上げています。


大きいテーブルといえば、もう一台大きいテーブルを製作しましたので、次回ご紹介します。

ホームページSUN SET LABORATORY

2 件のコメント:

  1. スワンプ~は確か米国南部湿地帯に生息してる柔らかい木だったと思います。
    家具や建築向けには強度が足りないとか。
    楽器(ギター)業界にしか需要はないでしょうね。
    私はチークが一番好きです。

    よしこさんの甥より

    返信削除
  2. なるほど・・ご教授有難うございます~。

    チーク材いいですよね~!!チークの仕事がしたいな~~。

    返信削除