2012年2月7日火曜日

ブラックチェリーのダイニングテーブルセット (去年の秋編)

今まで背付きの椅子のオーダーは、なるべく避けてきたのですが(言い訳:コストの面やそれに伴い避けられないであろう既製品との価格のギャップのせい)いい加減に、ダイニングチェア位は作っておかないと家具屋っぽくないなと・・・。
時間があったら、いよいよオリジナルのダイニングチェアの開発に着手したいと思っています。

そして、以下はお仕事報告。以前、製作させていただいた栗のテーブルとベンチを気に入られて、今回のオーダーの運びとなりました。

打合せを重ねるうちに、使用する木材やデザイン・寸法が大々的に代わってゆき、最終的には栗のセットの雰囲気はどこへやら行ってしまいましたが・・。

そして、使用する天板の材料です。ブラックチェリーの比較的厚手の三枚剥ぎで製作します。

できるだけ、剥ぎ合わせ枚数は少なくしたいと、どんなオーダーでも心がけています。今回は諸条件をふまえて三枚でのプランニングになりました。天板向きなとても綺麗な材料です。

剥ぎ合わせ後の、エッジの削り出しと、脚部の掘りこみをしています。今回製作する家具には雰囲気的には、北欧+エッジーなエレガンツを反映させてみたつもり(言葉が下手過ぎ・・)です。

このテーブルセットを新調されるにあたって、クライアント様がご購入予定のダイニングチェアとの相性を考慮してデザインしています。

天板下の形状です。シャープになりすぎないように、且つ、丸くなり過ぎないように絶妙なバランスを考えているつもりですが、これは結局、製作者の加減なので・・・しかしながら、こういうとこに気持ちが結構入っています。

そしてこれは、テーブルに合わせたベンチです。サイズ的に大人三人は腰かけれます。大変イイ感じ。

そして、こちらはスツールです。テーブルを囲む際のサブ的なご使用となられる様ですが、デザイン的にもテーブルとリンクさせ、特別にあつらえたものです。
脚部と座の継ぎ手は剣留めと、ここは、さらりとテクニカルな仕様にして、製作者はささやかに満足しております。

完成姿は後ほど・・・。

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2 件のコメント:

  1. ヨカ材料ですねぇ。
    うちで同等の物を用意出来ずに悔しかです。

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  2. ドンマイです!!
    今度の例の件はどうしようかな~・・・。

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