テーブル製作のご報告です。
テーブル自体はもう、とっくに完成して納品まで済んでますので、「作るのおせ~な~」などと思われた方はあしからず・・・レポートが遅いだけです。
脚部の材料を製材していく「木取り」という作業です。大きな板状の材料から、木目や木質 を見ながらどの部分を、どの部材で使用するかを検討し、切り分けて部材を削りだしていきます。
今回使用する材料はチーク材です。東南アジアで産出され、独特の香りと油分があり、虫食いや腐れなどに強いし、硬い割には加工しやすく、収縮や狂いが少ないという、家具用材としては文句ない超優良材です。めったに手にかける機会はありません、貴重な経験です。
逐一、作業工程を説明していくとなが~くなりますし、専門用語の羅列も読んでいて、眠たくなる人が続出しそうなので、大体のところで端折っていきます。
上の写真は、部材の厚みをそろえてから、なんとなく脚の形を荒く切り出した上で、なんとなくの脚の形を、きっちりと図面どうりの脚の形状に成形しているところです。失敗は許されません・・・緊張です。
各部材の、おおよその格好がついたら、部材同士を組上げていきます。組上げてから加工するところと、組上げる前に加工するところを見極めながら進めていきます。この見極めに失敗すると大変なことになります。本当に。どんな風にとは説明しづらいのですが、ダサくて不細工な時間のかかっただけの代物になってしまいます。
自分は師匠から常に“早くて綺麗な仕事”をすることを叩き込まれていますから、これをミスると相当ヘコみます。
良い仕事っぷりですね。さすがイケメン職人!完成した写真見るの楽しみです。
返信削除誰?忘れた・・・。そして、イケメン職人では御座いません。私はただの家具職人です。
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