急ぎのオーダー注文がありまして、こないだの日曜は工場で作業をしていました。久々の杉材を使用したハイバックチェアをオーダーいただきましたが、材料の杉材の節の部分が欠けている箇所がいくつかありましたので、通称「ふし太郎を」(埋め木用の疑似節)私の修業時代にお世話になっていました、工房木正舎の兄弟子の山下兄さんにお願いして急ぎで送っていただいたのですが。
思っていたよりも、やけに大きな箱で届きましたので「送料が余計にかかっているんじゃないの・・・?」なんて心配もしつつ、包みを開けてみると
菓子箱に“のし”までついたまんまで、「ほうほう、宗像大社のおみやげまんじゅうですな・・・そういえば、お客さんがよく菓子折を持ってきてくれてたもんな~」などと、昔をなつかしみながら蓋をあけてみますと・・・
おやおや“しおり”もご丁寧に入っており、さらに異様にクッション材も詰め込まれていまして・・・・
な~んてことでしょう!!そこにはうっとりするほどの白身の円錐形をしたふし太郎が整然と並んで、こっちを誘惑しています・・・・って・・・。
そんなにヒマでもないでしょうに、ご丁寧に有難うございました・・・。風流にもお菓子に、見立てていただいたのですね。おかげで、兄さんがあのごっつい指で一つ一つ並べていく様を想像すると可笑しくてしょうがなく、作業が一時中断しつつなんとか椅子を完成することができました。いやいや、まったくオシャレな方です。
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