2012年6月1日金曜日

楢材ダイニングチェア (遠くに行けば高くなる編)

毎年この時期には、ここ大川の家具メーカーの受注量は減少する様です。
一方で僕の様なマンツーマンで受注を受けていくスタイルの木工房は、その様な統計的な波には左右される事は無い分、大きな家具産地では小さな自分の工房などは、まだまだその外なんだろうなと感じたりします。

小さなものはコツコツと積まないと大きくなれない

自力でやるさ。はてさてお仕事です。

友人の家具デザイナーからの依頼で、彼の大切な家族のためにデザインした椅子の製作をすることになりました。
楢材で、クッション部分は本革張りと特別な一脚です。フレームの継ぎ手も凝ったものにして、長く使えるものになる様に手をかけています。

座面はたっぷりと大きめで、胡坐のかける程の大きさです。背の高さは中くらいで、腰より上を支持してくれます。革はよくなめしてあり、柔らかく肌触りのとても良いものでした。





納品先に設置した際の、部屋の雰囲気の良さは、ちょっと感動的でした。また、自然素材を使ったダイニングセットで、気分良くくつろげる食卓になると思います。
素敵なオーダーをどうも有り難うございました。

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2012年5月2日水曜日

タモのカウンターテーブル (季節の移ろいは早く編)

新緑も既に深い緑に変わっていて、何となく季節に置いていかれている様な気がしてしまいます。
先月の大川木工まつりも、昨年よりも賑わいがあったようです。当工房にお越し頂いた皆様、大変有難うございました。 また、10月の木工まつりに向けて今後も引き続き精進してまいります。

ひとまず、前回の仕事のつづきです。
天板裏のエッジの切れ込み角(幅広で鋭角)を、繊細に削り出ししています。脚部分の接合の関係で、丹念に精度をよく削り出さないといけません。治具を無駄に作り込み過ぎるのは面倒で嫌なので写真の様なものをこさえました。分かる人には分かると思います。

それでもって、反り止めをガツンと入れていますが、こんなゴツいのを入れなくても天板が反ったりしなければ入れないんですがね・・・。
念には念を入れてアリ溝+コーチボルトで引きつけています。

脚の接合部の荒取りが済んだところです。機械に頼って加工できるところはこれまでで、あとは手刻みで形を整えます。

誰かの、あんたみたいにあまり技術をオープンにしない方が良いという忠告に従って、ここはひとつ成形姿はショナイにしておきます。

仮組をしたところです。センターをずらさない様に加工するところがミソですね。

このあと、自分史上最大塗り面積の天板面にウレタン塗装を施して完成しました。いかんせん表裏をひっくり返す作業には大勢の人手が必要で、手を貸して下さった方には大変ご苦労をおかけしました。こころより有難うございました。

というわけで、完成姿を諸々あってお見せできないのは残念ですが、無事に梱包作業も済み、ようやく出荷できました。この巨大テーブルはこの後、海を越えて設置されるそうです。いやこれはロマンですね。

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2012年4月8日日曜日

タモのカウンターテーブル (どう捌くか編)

いよいよ桜吹雪が舞っていまして、結局のところ香しさだけが後に残っていますが・・・。

今度の土曜日と日曜日は(4/14.15)大川木工まつりが開催されます。例年の春の木工まつりは、秋の10月に開催される木工まつりと比べると、若干小規模のものとなっていまして、メイン会場の売り場の面積も同様の様です。
したがって、SUNSET・LABの出店ブースも今回は御座いません。楽しみにして下さっていた方は申し訳ございません。しかるべき秋の催しには、気に入って頂けるような製品を沢山作っておきますので、その時はひとつまた、よろしくお願いいたします。

また、15日(日曜日)はお詫びといってはなんですが、工房の方でBBQを終日やってみようかと思っています。昼前くらいから何事も無ければ多分初めています。一緒に飲みたい方やしばらく何も食べていない方、サンセットラボラトリの工房に行ってみたかった方や、その他用事のある方はフラッと訪れてみて下さい。

そして、お仕事です。

木材供給が大変困難になってきているタモ材で、大きなカウンター兼用のテーブルの製作依頼です。使う材料の大きさが、場末の家具職人の製作範躊を超えていまして、大変骨のおれる仕事となりました。

写真でスケール感が出ているか分かりませんが、僕の右手に持っている物差しが2.2mの長さが有りますから、それで感じ取って頂ければと思います・・・。

平面出しを終えたこの二枚の板を剥ぎ合わせます。

となりの山田君に手伝ってもらって、無理やりに手押し機械に乗っけて、おおよその剥ぎ合わせ面をだしています。あとは長台手カンナで微調整します。

接着中。クランプも数打って、同時に、貼り合わせ面に仕込んだボルトで、補助的にお互いをひき合わせています。

そして、天板面のデザインにならって、エッジの切り込みを入れていきます。切り間違えたらと思うと・・・・いや、考えまい、怖すぎる。

そして、師走の寒空の中、完成姿を目指して、場末の家具職人は突き進むのでありました・・・。

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